整形外科
診療内容
当科は3人のそれぞれ専門をもった医師が診療にあたっております。
主な専門領域は、脊椎、股関節、膝関節、足関節の病気です。
脊椎は、道内でも数少ない顕微鏡(マイクロ)を用いた最小侵襲手術をおこなっており、術後の疼痛が少なく早期退院が可能です。
股関節は変形股関節症、リウマチ性関節症などに対し、肺塞栓症など手術合併症を考慮しセメントを使用せずまた脱臼しずらい機種を使用しております。
膝関節においては、関節鏡を用いた靭帯再建術、半月板修復、半月板切除、さらには人工膝関節では、可動域や長期成績がよくなるよう様々な工夫をこらしております。高位脛骨骨切り術は内固定プレートをもちいた方法を取り入れ手術後の患者負担を減らすようにしております。
足の病気では、靴の相談から、捻挫後の足関節の不安定感に対し靭帯再建術、外反母趾にたいする矯正骨きり、嵌入爪には手術ではなく、形状記憶ワイヤーを使用し治療いたしております。
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平成21年度手術実績 ・・・ 手術総数434件
平成21年度は新しい医師が2人着任し、専門性を生かした手術が増加し平成20年度の2倍近い実績となっております。
骨折においては、装具などを利用し早期社会復帰もできるようにしております。
| 手術の内容 |
件数 |
| 脊椎 |
腰椎 |
156件 |
| 頚椎 |
27件 |
| 骨折観血的手術 |
84件 |
| 人工関節(股・膝) |
44件 |
| 関節鏡手術 |
14件 |
| 末梢神経 |
11件 |
| 腱・靭帯 |
10件 |
| 矯正骨きり |
6件 |
| その他(金抜、小手術etc.) |
82件 |
主な対象疾患
膝関節
- 前十字靱帯損傷
- 年齢、活動性にあわせて保存治療や靭帯再建術(薄筋ー半腱様筋腱を用いた二重束再建術)を行ないます。
- 後十字靱帯損傷
- 基本的に保存治療でリハビリ中心の治療をしております。
- 半月板損傷
- 半月板は膝のクッションの役割があり可能な限り温存するようにしております。変性疾患の場合は切除になります。
- 骨軟骨損傷
- 骨軟骨固定術、骨穿孔術、モザイク形成術など状況に応じて治療方法を検討します。
- 膝蓋骨脱臼
- 基本は装具による保存治療を勧めます。もともと外側にゆるい方は内側膝蓋大腿靭帯再建術をします。骨形成不全のある方は骨切りを含めた膝関節形成術を行ないます。
- 変形性膝関節症
- 運動治療、装具治療、膝関節注射など基本は保存治療をしたうえで、進行程度に応じて高位脛骨骨切り術(HTO、プレート固定)、人工膝関節形成術(外来にて自己血採血、セメント固定により早期歩行訓練、入院期間3-4週間)を行ないます。
- リウマチ膝
- 薬物治療を積極的に行った上で、病期に応じて滑膜切除、人工膝関節形成術を行ないます。
足関節
- 外側靭帯不全
- すぐに捻ってしまう方で足関節がぐらぐらの方は、装具治療や解剖学的靭帯再建術を行います。予防には足部運動療法を徹底して行い、体幹バランスや股関節などの筋力なども重要になります。
- 足関節捻挫後疼痛
- 不安定性の確認とMRIや関節鏡により骨軟骨損傷の有無、局所滑膜炎などを調べます。
- 変形性足関節症
- 内側のくるぶしが腫れる方。立った状態でレントゲンを撮ることにより確認できます。装具治療、低位脛骨骨切り術、足関節固定術など病期に応じてお勧めします。
- 外反母趾
- 痛みの状態や活動性に応じて運動療法、装具治療、手術治療を行います。
- 嵌入爪
- 辺縁を切除する手術がよく行われますが、再発や爪が小さくなるなどの問題があり、最近では形状記憶鋼線を使用して時間をかけて広げる方法を行なっております。
水平線