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臨床工学科

☆彡臨床工学技士って知っていますか?☆彡

この資格は、病院で医療機器が多く使用されるようになり、これまでの医療資格には無かった、高度医療機器の取り扱いを支える職種として昭和62年に臨床工学技士法が制定されてできた資格です。臨床工学技士国家試験免許を所有し業務を行っている技士をいいます。

当院の臨床工学科について

科長1名・主任3名・技士5名の9名体制です。
業務内容は、生命を維持するための装置の操作や保守管理が主なものになり、臨床業務と機器保守管理に大別されます。

1.臨床業務:

①血液浄化療法業務
腎臓の機能が低下して、血液透析等の血液浄化療法が必要患者さまの治療を行っています。人工透析装置を稼動させて、本来腎臓から排泄される老廃物を取り除き血液の浄化を行います。
血液浄化の様子・・・・・透析室に22台の装置を配置して、月・水・金は2部、火・木・土は1部の透析を行っています。また、急性血液浄化には、ICUに透析装置2台配置、その他CHDF装置も所有しています。

②人工心肺業務
心臓病の患者さまへの手術が行われる場合、手術操作によっては一時的に心臓機能を停止させて手術を行うことがありますが、この際に血液循環と呼吸機能を高度医療機器を使用して代行する必要があります。この装置を人工心肺装置といいますが、臨床工学技士が装置の操作や保守管理を医師の指示を受けて行っています。

人工心肺の様子・・・・・心臓手術の際、人工心肺装置の操作には、技士2~3名で業務に当たります。心肺操作の関連で、体外式ペースメーカーやIABP、PCPSの操作や保守管理も担当します。
③心カテ室業務
循環器や血管系にかかわる疾患が疑われた場合、精密検査のひとつとして、カテーテル検査を行いますが、この際の清潔野での医師介助を担当しています。
カテ室の様子・・・・・シネアンギオ室では、心臓や大血管系のカテーテル造影やPCI、心臓ペースメーカー植え込みなど、多くの検査や治療が行われています。臨床工学技士は、1~2名で、おもに清潔野での医師の補助、介助業務を担当しています。

④ぺースメーカー関連業務
心臓の拍動の異常によりめまいや失神発作を生じる場合、ペースメーカーの植え込みが行われます。植え込みの際の立会や、外来患者さまを対象に、植え込まれた後の機器の作動状態をチェック、動作設定の変更などを医師の指示を受けて行っています。

⑤ホルター心電図解析業務
生理検査のひとつである24時間心電図解析や睡眠時無呼吸症候群検査の解析を担当しています。最近では、PSG(ポリソムノグラフ)の導入で、脳波や呼吸、心臓の動きを同時に記録できる機器も採用して、より精度の高い検査を行っています。

2.機器保守管理業務:

平成19年4月より医療法、薬事法の改正に伴い、医療機器管理が義務化されました。医療機器管理責任者の設置、医療機器管理指針、管理計画、保守点検簿の作成や医療機器に関する研修が義務化され、管理体制の強化が重要となっています。

医療機器の保守管理業務
病院内の各医療現場には、多くの高度医療機器が配置されて、常時使用されています。これらの医療機器がいつも適正に稼動するためには、適正な保守管理が必要となります。生命維持装置といわれる高度医療機器の保守管理を臨床工学技士が担当しています。{われわれが臨床業務によって直接操作する機器はもちろんですが、その他には人工呼吸器・輸液ポンプ、シリンジポンプ・電気メス・心臓ペースメーカー、大動脈バルーンパンピングなどがあります}

②医療機器の取り扱いに関する研修
医療機器の購入時や更新の時期に合わせて、医療機器の取り扱いや安全使用を目的とした研修会を開催しています。

臨床工学科からの一言

 以上、簡単ですが、臨床工学科について説明をさせていただきました。医療機器の取り扱いの専門職ですから、安全でなお且つ適切に機器が使用されるように管理をしています。また、病院で働くことは、常に患者さまを目の前にして業務を行うことです。「患者さま本位」をモットーに9名のスタッフで奮闘しています。

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