診療情報管理課
近年、診療記録・診療情報の取扱いは多様化しデジタルでの運用が主流となっています。
診療記録の点検・管理はもとより、診療データを一元管理することにより、加工・分析、可視化することで医療の質の改善、経営環境変化に繋げていく役割を担っています。
量的管理
2019年11月から導入した電子カルテにより紙カルテでの運用はなくなりましたが、他院からの診療情報提供書・同意書・手術記録などの紙媒体を電子カルテに取り込む作業を行っています。スキャン前に不備がないか点検することにより、診療に支障が出ないよう業務に取り組んでいます。また電子カルテ導入以前の紙媒体カルテの管理を行っています。
質的管理
入院診療計画書、退院時要約、同意書などの関係書類の内容確認、入院診療録の点検を行い、記録に不備があれば各部署へ訂正を依頼するなど、適正な記録の管理に努めています。また、傷病名、手術、在院日数などの情報をデータベース化し、統計分析に活用できるように加工しています。その他、紹介患者情報、救急患者情報など多岐に亘る情報を管理しています。
診療情報開示
診療情報管理課では患者さんやそのご家族からの診療記録の開示請求(カルテ開示)、臨床研究、行政からの開示請求、保険会社からの開示請求など、様々な診療情報の開示・提供に対応しています。
開示にあたっては個人情報保護法等を遵守し、厳格な対応を行っています。
診療情報管理課スタッフより一言
診療情報管理課を少しでもご理解いただけたでしょうか?
この他に、がん登録業務、各学会への登録業務・データ抽出など多岐に亘る業務を行っています。業務内容からも直接患者さまとの関わりは少ない部署ですが、患者さまが安心して当院に受診いただけるよう「縁の下の力持ち」的な存在で他部署との協力にてより良い医療サービスを提供出来るよう精一杯努力してまいります。